誰でもよいから人を殺したかった。
なんと衝撃的な動機だろう。
何が彼をしてそうさせたんだろうか?
精神学的、犯罪学的、社会学的分析は専門家に任せるとして
僕はとんでもない仮説を考えてみた。
絵を描くことが大好きでのめりこむ人がいるとしよう。
ごく一部の人が才能に恵まれて芸術家として花開いていく。
一方で努力むなしく挫折する人たちは多いはずだ。
絵ではなくても何かを人一倍好きになることは世間にあまたあるだろう。
たまたまこの少年は猫を殺す、人を殺す(うわ~書いているだけでいやな言葉だ)ということに人一倍の興味を持ってしまったのではないだろうか。
ぼくの子供のころ、カエルを捕まえて面白がって殺した友人がいた。
僕はとてもまねができなかったが幼いこの時の友人の何とか心理がこの17歳の心の中にも残っていたのではないかと思うのである。
もっとほかのことに興味を持てばそうならなかったはずなのによりによって人の命を奪うことに興味を持ってしまったかわいそうなパターンなのではないだろうか。
僕は自身が人間としてごくノーマルであることに感謝したい。
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