小学校の運動会での徒競走で順位をつけないご褒美も出さないことがテレビで議論されていた。
議論と言ってもコメンテーターが個人的意見を順番に喋ったくらいで軽い扱いであった。
僕にはずいぶん昔に同じような現象が身近な学校で始まった覚えがある。
それを改めて考えてみた。
僕は1位2位3位の旗のところにそれぞれ並んで学年単位で競技が終わった時点で整列行進して鉛筆とか
帳面とかのご褒美を貰うような体験があったから順位発表賛成派である。
順位発表反対派の理由を勝手に想像すると
「人には生まれつき走るのが早い、遅い、があるので発表するのは遅い子供がかわいそうだ」
とかではないだろうか。
世の中、発表無しでやっている学校のほうが多いだろうが、その学校の中でテスト結果も発表していない学校がどのくらいの比率であるのだろうか。
運動で発表無しにするなら学業でも発表無しにするべきである。
学校では人間は平等であると教育してもらったが、能力には個人差があり、能力により得られるものが違うとは学問としては教わった記憶がない。
しかし徒競走とか校内マラソンとかでいやでも順位がはっきりするのは、子供が身をもって能力には個人差があるということを理解する良い機会だと思う。
乱暴な言い方だが子供を無菌状態で育てることは良くないと思う。
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