子供のころの夢の話
スーパーマン、鉄人２８号、鉄腕アトム
これらのヒーローの共通点は空を飛べることである。
新聞のテレビ番組欄を見なくても何曜日の何時から放映するかは全部覚えていた。
夢中でテレビにかじりつくようにして観ていた。
今考えるとその影響でよく夢を見た。
もちろん空を飛ぶ夢である。
しかし子供の世界観というものは狭い。
空といっても自分の住んでいる街を子供視線でみた空間でしかない。
飛行機に乗ったこともなければ、高い山から下界を見下ろしたこともない。
したがって街の中の空間を飛ぶヒーロー大島の飛ぶ高さは電柱くらいまでだった。
したがって空飛ぶ大島の悩みは電線が邪魔でしかたなかった。
妙にリアルな夢だった。
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