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大島の独り言 大企業と大組織と言えども

2020/10/09

大企業と大組織が喧嘩しつつお互い譲ることなしに50年。
この両者が半世紀ぶりに連携協定を結んで握手した。

強いものが生き残るのではなく時代の変化に合わして変態出来るものが生き残れる。こんな意味の経済格言を思い出させる出来事だ。

カルビーとホクレンのことが今日の新聞に載った。
カルビーはスナック菓子最大手、売り上げ2500億円ほど
ホクレンは北海道の127の農協を束ねて年商1兆5000億円。
カルビーがポテチを作り始めた1975年ころから両者の確執が始まった。

カルビーがホクレンを通さず農家と直接取引を始めたことがきっかけだ。
それが連携協定をして握手したなんて食品業界ではびっくり事件である。その位有名なライバル同士だった。
どうしてこうなったか?
一言で言えば時代の流れ、経済環境の変化、農業の衰退である。

年代は省くが全国のジャガイモの生鮮品としての消費は120万トンから65万トンの減少。

逆に加工用は20万トンから50万トンに倍増。カルビーの北海道での調達量は26万トン。(えっポテチってそんなに売れてるの?)
まぁそんなわけでジャガイモの需給バランスの変化を真剣に分析したらけんか相手とも仲良くする必要があると。
先述の格言を実行した両社は素晴らしい!!
逆にいえば大企業、大組織と言えども時代の変化には逆らうことはできないという事だろうね。

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